ガイドライン

有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
平成16年度 厚生労働省がん研究助成金
「がん検診の適切な方法とその評価法の確立に関する研究」班

書誌情報
IV.結果


2.検診方法の証拠

1)便潜血検査化学法

検査法の概要

欧米における大腸がん検診は、主として便潜血検査化学法(ヘモカルト・テスト)を用い、逐年もしくは隔年で施行されている。ヘモカルト・テストはグアヤック含滲紙に便を塗抹して行うもので、1日に2検体、3日連続で採便する。欧米で主に用いられているヘモカルト・テストは、動物血、野菜、鉄剤などペルオキシダーゼまたはペルオキシダーゼ様活性を含む薬剤で偽陽性となる。このため、通常は採便の3日前から採便終了まで食事や薬剤制限を求めている。また、便潜血検査の直前にヘモカルト・テストに加水を行うと大腸がんに対する感度が高まるが、一方で特異度が低下するために加水は行わないことが多い。便潜血検査陽性者に対しては原則として全大腸内視鏡検査による精密検査が行われる。

 

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