ガイドライン

EBMの手法による
周産期ドメスティック・バイオレンスの支援ガイドライン

書誌情報
 
第4章 ドメスティック・バイオレンスの実態


III 社会環境

社会環境 エビデンス・テーブル

 
著者・年・国 セッティング  対象  DV
判定方法
データ
収集方法
主要結果・コメント 研究
デザイン
エビデンス・
レベル
 対照群なしの介入研究
Krasnoff et al.
2002
USA
大都市の救急病院 38,000人を対象(1997-1999)。
被害女性528人
  電話カウンセリング 528人の被害者女性のうち,258人は医療者とボランティアによるフォローアップ擁護プログラムを受け入れた。 対照群なしの介入研究 4
 横断研究
Basile
2002
USA
州立大学研究センターから無作為抽出 国民1,108人   電話 妻へのレイプに対する認識,頻度。年齢が高く,白人でない人が妻へのレイプが起こることを信じていない。男性で教育レベルの高い人が妻へのレイプが頻回に起こることを信じていない。年齢が高く,教育レベルの高い人が夫婦間の性の強要を信じていない。 横断研究 3b
Coker et al.
2002
USA
大きな家庭医学クリニック 1,543人の女性 ISA,WEB 診療録,電話インタビュー 144人がスクリーニングで陽性と判断され,14.6%は暴力の記述があったが,85.4%は診療録に記述がなかった。つまり診療録の感度が低く見逃しが多かった。スクリーニングを行うことは,被害者が暴力を語ることを増やし,記述につながる。 横断研究 4
Husni et al.
2000
USA
大都市の公的医療機関 1,251人の救急部門受診者   診療録 DV被害者の割合は5.4%(95%CI:3.9, 6.9)。DV被害者が救急部から移送を拒否される割合は23.4%(95%CI:11.3, 35.5)であったのに対し,一般患者に対する拒否割合は7.1%(95%CI:5.8, 9.3) 横断研究 4
Hamberger et al.
1998
USA
大都市保健機関 115名の虐待を受けた女性 CTS 自記式質問紙 虐待被害者が医療者に望むこと,望まないこと。特に医師の態度に対する 女性の視点。 横断研究 3b
Birnbaum et al.
1996
USA
民間病院 救急部へDV疑いで来院した身体的外傷者32人   面接 32人中28人(88%)が,平日の午前9時から午後5時の時間帯以外に来院。カウンセリングの希望は63%,安全な場所の希望は32%,子どもの安全に悩む人は48%。ソーシャルサービス提供は,平日の9〜5時が多く,わずが11%しか利用されていない。 横断研究 4
 症例集積
Sugg et al.
1999
USA
大都市保健機関(プライマリ・ケア) 240名の医療関係者   自記式質問紙 DV率は1%以下だと思っているのは,医師の50%,看護師の70%。DV被害者を発見したことがない医師は10人に1人,看護師の50%。医師の45%が外傷女性に対してもDVについて聞かない。全員が喫煙や飲酒よりDVは聞かなくてもいいと思っている。25%の人がDVは個人的資質であると思っている。77%の人が過去1年間にDVについての教育を受けていない。 症例集積 4

 

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