ガイドライン

EBMの手法による
周産期ドメスティック・バイオレンスの支援ガイドライン

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第1章 緒言


VII 作成法

3.文献の批判的吟味

第一段階として,1名の評価者が文献検索で得られた文献のタイトルとアブストラクトを読み,「本ガイドラインの範囲外の文献」「対象がDV加害者,子ども,高齢者である文献」「質的研究」を除外した。質的研究を除外した理由は,質的研究の評価基準について,現在のところコンセンサスが得られていないと判断したためである。
第二段階として,第一段階で抽出された文献を,2名の評価者が別々に批判的吟味を行った。各文献の質を評価するために,まず,アブストラクト・シート(資料3)に記入し,さらに2種類の評価シートを使用した。1つは「JAMA医学文献の読み方」および「CASP JAPANのワークシート」を基盤にした評価シート(論文吟味シートForm A,資料4)であり,研究デザインが明確なものについて,「診断」,「予後」,「治療・予防」,「病因・副作用」,「総説」に関するそれぞれの分野ごとの評価シートを用いた。その他の文献は,どのデザインにも共通して判断すべき内的妥当性を吟味する項目にて評価シート(論文吟味シートForm B,資料5)をメイン・ワーキンググループで作成し,それを用いた。評価の結果からOxford Centre for Evidence-based Medicine(2001)によるエビデンス・レベルの表(資料1)を参考に,エビデンス・レベルを決定した。研究の質およびエビデンス・レベルから,本ガイドラインへの採否を決定した。評価した2名の判断が異なっていた場合は,3名以上のメンバーで話し合いをした後,採否を決めた。

 

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