ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第XIII章 特殊な胆道炎


5. 膵胆道悪性腫瘍に伴う急性胆道炎
1)急性胆管炎
Q121. 膵胆道悪性腫瘍に伴う急性胆管炎に対する初期診療方針は?

初期治療を開始すると同時に重症度評価を行う。可及的に検査を進め,切除可能性を検索するように努める。胆道ドレナージのタイミングをのがさないようにすべきである。

緊急胆道ドレナージを要するような急性胆管炎の状態で発症する膵胆道悪性腫瘍症例は極めて少ない。 これらに認められる急性胆管炎は,(1)診断のために造影(ERCPなど)のみ施行され,胆道ドレナージが施行されていない,(2)既に胆道ドレナージは施行されているが,カテーテル閉塞などのドラブルがあり,未ドレナージ領域があるなどの特殊な場合であるが,急性胆管炎の重症度にかかわらず,その原因に応じたドレナージもしくはカテーテル交換が要求される。

重症例では緊急に胆道ドレナージを行う必要がある。緊急ドレナージができない施設では対応可能な施設に緊急搬送する。(推奨度A)

急性胆管炎を合併した膵胆道悪性腫瘍では,原因となる狭窄あるいは閉塞の部位によって適切なドレナージ法の選択が必要である。

 

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