ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第IX章 急性胆管炎 -診断基準と重症度判定-


4. 画像診断
7)胆道シンチグラフィー(HIDA scan:technetium hepatobiliary iminodiacetic acid scan)
HIDA:Technetium hepatobiliary iminodiacetic acidの肝への取り込みや総胆管への排出がほとんど正常にもかかわらず,胆嚢が描出されなければ,急性胆嚢炎と診断可能である(レベル4)64)。 特に塩酸モルヒネを静注するmorphine-augmented cholescintigraphyは診断率が高い(表9)(レベル4)27,65)。 二次的所見として胆嚢窩の周囲に放射能の増加像がみられる“rim sign”は急性胆嚢炎の鋭敏な指標とされている(レベル4)66)。 欧米では急性胆嚢炎の第一選択の検査法の一つとして認められている(レベル4)67)が,本邦ではほとんど用いられていない。

表9 胆道シンチの急性胆嚢炎に対する診断成績(文献27)より引用)
検査法  Sensitivity   Specificity 
 Cholescintigraphy  98%(97〜100)  71%(33〜94)
 Morphine-augmented cholescintigraphy   96%(94〜100)  87%(69〜100)


 

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