ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第V章 急性胆管炎 -診断基準と重症度判定-


4. 画像診断
4)X線CT(Computed tomography)
Q37. 急性胆管炎でのCTの診断能は?

急性胆管炎の成因診断におけるCT(推奨度B)

急性胆管炎のCT診断は胆管拡張や胆道気腫などがその存在を疑う所見とされるが,これらは必ずしも確定的所見とはいえず,また結石の描出能も良好とはいえない(レベル3b)63)。 CTによる急性胆管炎の診断能に関しては超音波と同様,詳細に検討した報告は皆無に等しく,急性胆管炎における画像診断の困難さを反映している。しかしながら,結石や腫瘍などの成因診断や,肝膿瘍や胆管周囲膿瘍などの合併症の有無の判定には有用である。 また,胆管内に出血をきたした場合には超音波検査よりもCTによる描出が可能であり,体外式超音波による評価が困難な症例においてX線CTは有用である。

写真2 CT 総胆管結石(矢印A),拡張した胆嚢(GB)



 

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