ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第V章 急性胆管炎 -診断基準と重症度判定-


4. 画像診断
3)MRI,MRCP(magnetic resonance cholangiopancreatography)
Q35. MRCPの胆管結石の診断能とその限界は?

MRCPは直接造影に比べて空間分解能が劣るものの,高信号を示す胆管と低信号の結石が高コントラストを呈するため胆管結石の診断にすぐれている(表6)。 閉塞部位よりも上流の胆管まで描出でき,体位の制約を受けずに多方向からの観察も可能で,胆管結石に関してはERCPに匹敵する診断能を有する(レベル1b〜4)48,59) が,小結石の診断には限界がある。(レベル1b)48,61)(表6)。

表6 MRCPの胆管結石に対する診断成績(文献48,59,61) より引用改変)
報告者(年) Sensitivity  Specificity 
 Laokpessi48) 93.0% 100%
 Lomanto59) 91.6% 100%
 Zidi61)(6mm以下の小結石) 33.3% 100%


 

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