ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第V章 急性胆管炎 -診断基準と重症度判定-


1. 診断基準,重症度診断と搬送基準
1)急性胆管炎の診断基準
今まで明確な急性胆管炎の診断基準はなく主として臨床徴候を参考に診断されている。 実際には急性胆管炎の診断にはCharcot3徴が長らく用いられている。 これは特異度の点では優れている3)が,急性胆管炎のうち約50〜70%程度3,4,5,6,7,8,9,10)のみにしか認められず感度の点で限界がある。

急性胆管炎の診断基準
  A.   1.発熱*
2.腹痛(右季肋部または上腹部)
3.黄疸
  B.   4.ALP,γ-GTPの上昇
5.白血球数,GRPの上昇
6.画像所見(胆管拡張,狭窄,結石)
  疑診:
  確診:
Aのいずれか+Bの2項目を満たすもの
(1)Aのすべてを満たすもの(Charcot3徴)
(2)Aのいずれか+Bのすべてを満たすもの
ただし,急性肝炎や急性腹症が除外できることとする。
*悪寒・戦慄を伴う場合もある。


 

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