ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第III章 定義・病態と疫学


3. 予後
2)急性胆嚢炎
Q18. 急性胆嚢炎患者の死因は?

1980年以前の報告では,急性胆嚢炎に対する胆嚢摘出術後の死亡症例の死因の大半を上行性胆管炎,肝膿瘍,敗血症などの感染症が占めている94,95) のに対して,1980年代以降の報告では,術後早期の感染症による死亡は激減し,心筋梗塞,心不全,肺梗塞などの心血管障害や肝腎不全による死亡が相対的に増加している(レベル4)96,97)。 胆嚢摘出術を施行せずにドレナージのみ施行された症例では,1970年以前には大半が肺炎や敗血症で死亡している98) のに対し,近年では悪性腫瘍や呼吸不全・心不全などの多臓器不全による死亡が大半を占めている(レベル4)91,92,99)

 

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