ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第III章 定義・病態と疫学


3. 予後
1)急性胆管炎
Q15. 急性胆管炎の死亡率は?

急性胆管炎の死亡率は,これまで2.5%〜65%と報告されている(レベル4)73,74,75,76,77,78,79,80,81,82,83,84)(表5)。 1980年以前では死亡率が57〜65%73,74),1980年以後でも2.5〜27.7%である(レベル4)75,76,77,78,79,80,81,82,83,84)。 このような死亡率の差異は,集積された症例の重症度スペクトラムや,診断基準の相違に起因しているものと推測される。

表5 急性胆管炎死亡率
報告 期間 症例数(例) 死亡率(%)
Andrew73) 1957〜1967 USA 17*** 64.7
Shimada74) 1975〜1981 Japan 42** 57.1
Csendes75) 1980〜1988 Chile 512 11.9
Himal76) 1980〜1989 Canada 61 18.0
Chijiiwa77) 1980〜1993 Japan 27*** 11.1
Liu78) 1982〜1987 Taiwan 47* 27.7
Lai79) 1984〜1988 HongKong 86** 19.8
Thompson80) 1984〜1988 USA 127 3.9
有馬81) 1984〜1992 Japan 163 2.5
国崎82) 1984〜1994 Japan 82 11.0
Tai83) 1986〜1987 Taiwan 225 6.7
Thompson84) 1986〜1989 USA 96 5.2
*ショック例のみ,**重症例のみ,***AOSC:acute obstructive suppurative cholangitisのみ。

 

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