ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第III章 定義・病態と疫学


2. 成因,発生頻度
Q5. 急性胆嚢炎の重篤化は?

急性胆嚢炎には,壊疽性胆嚢炎・化膿性胆嚢炎・穿孔・気腫性胆嚢炎などの重篤化がみられる。

1990年以降,急性胆嚢炎に壊疽性胆嚢炎を合併する頻度は,7.2%から26%であり,報告により大きな差がみられる(レベル2c〜4) 40, 41,42,43,44,45)。急性胆嚢炎患者(n=368)では,何らかの病態を合併する頻度は17%で,壊疽性胆嚢炎が7.1%,化膿性胆嚢炎が6.3%,穿孔が3.3%,気腫性胆嚢炎が0.5%にみられている(レベル4)45)。 また,壊疽性・気腫性胆嚢炎,胆嚢穿孔合併の危険因子として,男性,高齢,合併症,38℃ 以上の発熱,白血球数18,000以上,などの因子があげられている(レベル3b)44)。年齢が高くなると敗血症の合併や壊疽性変化の割合が高くなっている(レベル2c)45)

 

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