ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第III章 定義・病態と疫学


2. 成因,発生頻度
Q2. 胆汁感染の危険因子は?

(1)高齢,(2)緊急手術,(3)急性胆嚢炎の既往,(4)黄疸の既往・存在,(5)総胆管結石,(6)総胆管の検査や処置の既往,(7)胆管空腸吻合術後,(8)総胆管の閉塞,などがある。

胆汁は通常無菌性である。しかし非胆道手術患者の16%,急性胆嚢炎患者の72%,慢性胆嚢炎患者の44%,胆道閉塞患者の50%では,胆汁培養が陽性となる(レベル4)17)。 また黄疸を伴う総胆管結石患者の90%で,胆汁から細菌が同定される(レベル4)18)。胆道の不完全閉塞患者では,完全閉塞患者よりも高率に胆汁培養が陽性となる。 胆汁中細菌(bactibilia)の増殖の危険因子(risk factor)としては,上記の種々の因子があげられている19)

 

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