ガイドライン

(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン

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第II章 本ガイドライン作成の必要性と特徴


5. 本ガイドラインの目指すもの:実地臨床に根ざしたガイドライン,国際的な視野に立ったガイドライン
このガイドラインの読者は,日常的に急性胆道炎の診療に携わる専門医だけではなく,初期治療にあたる多くの臨床医である。本ガイドラインは,第一線で活躍する医療者に,現時点で利用できる最新の臨床研究の成果(エビデンス)を取り入れた最良の診療を提案するために,作成された。 ガイドラインの記述は,臨床医が日常診療において感じる疑問,所謂「クリニカル・クエスチョン」に答える形式となっている。また,読者が理解しやすいように,フローチャートを用いて分かりやすく診断や治療の流れを解説した。 本ガイドラインの利用者が,それぞれの専門性と技量に見合った適切な医療を提供し,その結果急性胆道炎の診療成績が向上すれば,われわれにとってこの上ない喜びである。 最後になるが本ガイドラインはあくまでも,わが国の医療事情を踏まえた上で最良の診療を検討している。同じ診療が,異なる国や医療システムの下でも最良の方法となるかどうかは,現時点では不明である。 この検討は,今後国際的な議論の場にゆだねたい。 さらに今後は患者の視点も加え,一般人が遍く自分の受ける診療を平易に理解できるような内容を目指したいと考えている。

 

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