ガイドライン

(旧版) 肝癌診療ガイドライン2009年版

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第2章 診断およびサーベイランス


第3節 画像診断

CQ15 造影超音波検査,RVS(real-time virtual sonography)は局所治療の治療ガイドとして有用か?

推 奨
造影超音波検査,RVSは局所治療の治療ガイドとして有用である。
(造影超音波:グレードB,RVS:グレードC1)

■サイエンティフィックステートメント
肝細胞癌に対する穿刺局所療法に際して,レボビスト造影超音波ガイド下で施行した群では,非造影超音波ガイド下の群と比べ,有意に治療セッション数が少なく,また一度の治療で十分な治療効果が得られる症例が多い(LF100621) Level 1)
通常の超音波検査で認識・同定し難い肝細胞癌に対して,RVS(real-time virtual sonography:超音波像と同一断面のCT像を同時に表示する装置)ガイド下で穿刺を行うと,より正確に効果的に焼灼が可能であったとの報告がある(LF120832) Level 3)。

■解 説
2007年6月までの論文で,穿刺局所療法における造影超音波検査やRVSの有用性を検討した報告は少数にとどまった。
2007年7月以降,造影超音波検査やRVSを治療ガイドとした穿刺局所療法に関し,複数の有用性を示す報告があり,持続的に観察が可能なソナゾイドも使用可能になったことから,今後有用性が高まることが期待される。

■参考文献
1) LF10062 Minami Y, Kudo M, Chung H, Kawasaki T, Yagyu Y, Shimono T, et al. Contrast harmonic sonography-guided radiofrequency ablation therapy versus B-mode sonography in hepatocellular carcinoma:prospective randomized controlled trial. AJR Am J Roentgenol 2007;188(2):489-94.
2) LF12083 Kawasoe H, Eguchi Y, Mizuta T, Yasutake T, Ozaki I, Shimonishi T, et al. Radiofrequency ablation with the real-time virtual sonography system for treating hepatocellular carcinoma difficult to detect by ultrasonography. J Clin Biochem Nutr 2007;40(1):66-72.

 

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