ガイドライン

(旧版)急性膵炎診療ガイドライン2010

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参考資料

 


【参考資料3-2】  急性膵炎のCT Grade分類(1996年)

Grade I  :  膵に腫大や実質内部不均一を認めない。
Grade II  :  膵は限局性の腫大を認めるのみで,膵実質内部は均一であり,膵周辺への炎症の波及を認めない。
Grade III  :  膵は全体に腫大し,限局性の実質内部不均一を認めるか,あるいは膵周辺(網嚢を含む腹腔内,前腎傍腔)にのみfluid collection注1)または脂肪壊死注2)を認める。
Grade IV  :  膵の腫大の程度はさまざまで,膵全体に実質内部不均一を認めるか,あるいは炎症の波及が膵周辺を越えて,胸水や結腸間膜根部または左後腎傍腔に脂肪壊死を認める。
Grade V  :  膵の腫大の程度はさまざまで,膵全体に実質内部不均一を認め,かつ後腎傍腔および腎下極より以遠の後腹膜腔に脂肪壊死を認める。
注1) fluid collection:膵周囲(網嚢を含む腹腔内または前腎傍腔)への滲出液であり,CT上,均一なlow density areaであり,造影により境界は明瞭となる。
注2) 脂肪壊死:膵周囲,結腸間膜根部(上腸間膜動脈周囲),前後腎傍腔,腎周囲,後腹膜腔の脂肪組織の壊死でありCT上では不均一なdensityを示し(fluid collectionよりもdensityは高い),造影にても境界は不明瞭。
(文献3より引用)

 

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