ガイドライン

(旧版)急性膵炎診療ガイドライン2010

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第IX章  ERCP後膵炎
―消化器内視鏡関連手技後の膵炎―

 


3.ERCP後膵炎の危険因子


ERCP後膵炎発症の危険因子を調べた15の前向きコホート研究と52の後ろ向きコホート研究とを対象としたメタ分析によると,ERCPによる急性膵炎発症の危険因子として,Oddi括約筋機能不全(RR=4.09;95%CI=3.37〜4.96),女性(RR=2.23;95%CI=1.75〜2.84),膵炎の既往(RR=2.46;95%CI=1.93〜3.12)などが同定された(レベル2a)12)。さらに,いくつかの研究により,胆管拡張のない症例(レベル2b)2),胆管径1cm未満(レベル2b)7),13),14),15),年齢(レベル2b)2),16),カニュレーションが困難な症例(レベル1b〜2b)7),17),18),膵管造影施行症例(レベル1b〜4)2),14),19),20),21)などが急性膵炎発症の危険因子として挙げられた。



 

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