ガイドライン

(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 −H. pylori二次除菌保険適用対応−

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第2部 胃潰瘍診療ガイドライン―解説―

 
7.NSAID潰瘍
7-1治療

3)ステートメント

ステートメント グレード エビデンスレベル 保険適用
海外 日本
1 NSAIDは可能ならば中止し通常の潰瘍治療を行う
B II なし 可(ただし,PPI治療は8週までの投与期間制限がある)
2 NSAIDの中止が不可能ならば,プロトンポンプ阻害薬(PPI)あるいはプロスタグランジン(PG)製剤により治療を行う
B II なし 不可(原則的に,潰瘍の薬物治療下ではNSAID併用は禁忌である)
3 NSAID継続下での再発の防止には,PPI,PG製剤あるいは高用量のH2受容体拮抗薬(H2RA)を用いる。また,低用量アスピリン投与下での再発防止にはPPIを用いる
B II なし 一部不可(高用量H2RAの保険適用はない。PPIには8週までの投与期間制限がある)
4 NSAID潰瘍の治癒促進のために,H. pylori 除菌を行う
C2 II なし 可(胃潰瘍に対する除菌の適用は認められている)
5 NSAID潰瘍の再発防止のために,H. pylori 除菌を行う
C1 II なし 可(胃潰瘍に対する除菌の適用は認められている)
6 低用量のアスピリン潰瘍の治癒後の再発防止のためにH. pylori 除菌を行うが,除菌単独では効果は不十分である
B II なし
*採用されたエビデンスは海外のものが多く,日本人でのエビデンスはない

 

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