ガイドライン

(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 −H. pylori二次除菌保険適用対応−

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第1部 胃潰瘍の基礎知識

 
7.治療の医療経済的評価
2)臨床経済学的研究の特徴

臨床経済学的研究では,効果や費用の推定のすべてを単一の実験研究の中で行うことは通常困難であり,治療効果等はできる限りバイアスの少ない情報源やメタアナリシスにより推定し,決断分析モデルなどの手法を用いて複数の臨床的エビデンスを統合して遂行されることが一般的である。したがってその評価にあたっては,実験研究や観察研究を念頭に置いた文献の批判的吟味を形式的に適用することは困難であり,臨床的有効性の大きさや臨床上の適用性などの要素を勘案して総合的に判断することが必要となる。また費用分析については国固有の社会・医療制度に依存する面が大きく,諸外国における研究の結論をわが国に適用する際には注意を要する。

 

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